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インフルエンサーマーケティングサービス比較!EC向けおすすめ

インフルエンサーマーケティングサービス比較!EC向けおすすめ

EC向けインフルエンサーマーケティングサービスを比較。対応SNS、マイクロインフルエンサー、効果測定、EMV・ROAS、依頼費用、二次利用、代理店の選び方を解説します。

ECでインフルエンサーマーケティングを実施する際は、登録インフルエンサー数や起用料金だけでサービスを比較するのは適切ではありません。重要なのは、自社の目的に合うインフルエンサーを選定できるか、商材に適したSNSで発信できるか、そして投稿後の遷移・購入・再利用まで計測できるかです。

たとえば、認知拡大が目的ならリーチや再生数、レビューやUGCの蓄積が目的なら投稿品質や二次利用の可否、売上拡大が目的ならクーポン利用数・CV数・ROASを重視します。ライブコマースを行う場合は、配信機能だけでなく、在庫連携やコメント対応、配信後の売上分析まで確認が必要です。

本記事では、EC向けインフルエンサーマーケティングサービスを比較する際の8項目、サービス形態ごとの違い、マイクロインフルエンサーの活用方法、依頼費用の考え方、効果測定、導入手順を解説します。自社に合う依頼先を選ぶための比較表と、提案・見積もり時に使えるチェックリストも紹介します。

なお、料金、対応SNS、機能、契約条件はサービスによって異なり、変更される可能性があります。最終的な判断では、各サービスの公式情報、最新の提案資料、見積もり、契約書を必ず確認してください。

EC向けインフルエンサーマーケティングサービスとは?できることと活用目的

EC向けインフルエンサーマーケティングサービスとは?できることと活用目的

EC向けのインフルエンサーマーケティングサービスとは、企業の商品やサービスを発信するインフルエンサーの選定から、依頼、投稿管理、効果測定までを支援するサービスです。

一般的には、次のような業務を依頼できます。

  • インフルエンサー候補者の検索・選定
  • フォロワー属性や過去投稿の分析
  • 起用条件や報酬の交渉
  • 商品発送やギフティングの管理
  • 投稿内容の確認・修正依頼
  • ハッシュタグや広告表記のチェック
  • 投稿後のリーチ・再生・反応の集計
  • 計測URLやクーポンを使った売上測定
  • 投稿画像・動画の二次利用交渉
  • SNS広告用クリエイティブへの転用
  • ライブ配信やライブコマースの運営支援

EC事業者がインフルエンサーへ依頼する方法は、大きく「直接依頼」と「プラットフォーム・代理店経由」に分かれます。

直接依頼とサービス経由の違い

直接依頼は、自社でインフルエンサーを探し、DMやメールで連絡し、条件交渉から投稿確認まで行う方法です。少人数の起用であれば柔軟に進めやすく、仲介手数料を抑えられる可能性があります。

一方で、候補者のリサーチ、返信管理、契約、商品発送、投稿チェック、成果集計まで社内で対応する必要があります。起用人数が増えるほど、担当者の工数や管理漏れのリスクが高くなります。

プラットフォームや代理店を利用する場合は、候補者の提案、条件交渉、進行管理、レポート作成などを外部に任せやすくなります。社内にSNS運用の専門担当者がいない企業や、複数SNSで同時に施策を実施したい企業に向いています。

ただし、利用料や仲介手数料、最低出稿金額、起用人数の条件などが設定されている場合があります。見積もりでは、インフルエンサーへの報酬だけでなく、企画費、進行管理費、撮影費、広告利用料、二次利用料などを含めた総額で比較しましょう。

依頼方法
向いているケース
メリット
注意点
直接依頼
起用人数が少ない、社内に運用担当者がいる
柔軟に交渉しやすい、仲介費用を抑えやすい
候補者探し、契約、進行、効果測定を自社で行う必要がある
プラットフォーム
複数の候補者から効率的に選びたい
検索・募集・管理を一元化しやすい
検索データの精度、利用料、サポート範囲の確認が必要
代理店
企画から運用、レポートまで任せたい
戦略設計や進行管理を含めて依頼しやすい
企画費や手数料が加わるため、業務範囲と総額の確認が必要
成果報酬型サービス
売上や送客を重視したい
成果に連動した費用設計にしやすい
認知やUGCなど、売上以外の成果が評価されにくい場合がある
ハイブリッド型
認知と販売を同時に進めたい
固定費と成果連動を組み合わせやすい
成果の定義、計測期間、対象注文の条件を明確にする必要がある

ECで活用される主な目的

インフルエンサーマーケティングは、単に商品を紹介してもらう施策ではありません。ECでは、顧客が商品を知り、興味を持ち、商品ページを確認し、購入するまでの各段階に活用できます。

代表的な目的は以下のとおりです。

認知拡大

新ブランドや新商品の存在を知ってもらう目的です。フォロワー数だけでなく、ターゲット層への到達率、動画の再生状況、保存・シェアの発生などを確認します。

レビュー・UGCの創出

使用感や着用感、調理例、開封シーンなど、企業の公式素材だけでは伝わりにくい情報を発信してもらいます。購入検討者が参考にできる投稿を増やすことで、商品ページやSNS上の情報量を高められます。

新商品のテスト販売

正式販売前や販売初期に商品を体験してもらい、反応を確認する方法です。コメントやDM、保存数、クリック状況などから、訴求ポイントや疑問点を把握できます。

特定商品の売上拡大

新商品、季節商品、在庫を強化したい商品などに対象を絞り、計測URLやクーポンコードを設定して販売効果を確認します。

SNS広告用素材の制作

インフルエンサーが制作した動画や画像を、許諾を得たうえでSNS広告や商品ページに活用します。広告用に作り込んだ素材とは異なる、生活者目線のクリエイティブを確保できる点が特徴です。

ライブコマース

配信中の商品紹介、コメントへの回答、限定クーポン、購入導線を組み合わせます。ライブ配信者の選定だけでなく、配信台本、商品説明、在庫、問い合わせ対応、配信後の集計体制まで準備が必要です。

ECで重視すべき成果指標

ECで重視すべき成果指標

インフルエンサーマーケティングの効果測定では、目的に応じてKPIを分けることが重要です。売上だけを見て認知施策を評価したり、再生数だけを見て販売施策を評価したりすると、サービスや起用者の判断を誤る可能性があります。

認知目的で見る指標

認知拡大を目的とする場合は、次の指標を確認します。

  • リーチ数
  • インプレッション数
  • 動画再生数
  • 視聴完了率
  • エンゲージメント数
  • エンゲージメント率
  • 保存数
  • シェア数
  • フォロワーや視聴者の属性
  • 投稿後のブランド名検索やサイト流入

再生数が多くても、ターゲットとする年代や地域の視聴者に届いていなければ、ECの成果にはつながりにくい場合があります。提案時には、平均値だけでなく、過去投稿の再生分布や視聴者属性も確認しましょう。

販売目的で見る指標

販売促進では、投稿から購入までの導線を設計し、次のような指標を追います。

  • リンククリック数
  • 商品ページへの遷移数
  • クリック率
  • クーポンコード利用数
  • カート投入数
  • 注文件数
  • 購入金額
  • CVR
  • CPA
  • ROAS
  • 新規顧客比率
  • リピート購入の発生状況

計測URLを使う場合は、インフルエンサー、SNS、投稿形式、キャンペーン期間などを識別できるパラメータを付与します。クーポンコードを使う場合は、利用条件、割引率、対象商品、利用期限を事前に決めておく必要があります。

EMVは定義と算出方法を確認する

EMVは、Earned Media Valueの略で、SNS上で発生した投稿や反応などを広告価値に換算して評価する指標です。インフルエンサー施策の露出価値を把握する補助指標として使われることがあります。

ただし、EMVの算出方法は、サービスや分析ツールによって異なる場合があります。インプレッション、エンゲージメント、媒体別単価、投稿内容など、何を基準に金額換算しているのかを確認しないまま、他社施策や別サービスの数値と比較するのは危険です。

EMVを比較する場合は、少なくとも次の項目を確認しましょう。

  • EMVの定義
  • 対象となる投稿や反応
  • 媒体別の換算ロジック
  • オーガニック投稿と広告配信の扱い
  • 集計期間
  • 重複表示の扱い
  • 他社事例と同じ条件で比較できるか

EMVは売上そのものを示す指標ではありません。販売施策では、CV数、売上、粗利、広告費、起用費をもとにしたROASや利益ベースの評価も併用しましょう。

UGCや二次利用も成果に含める

インフルエンサー施策では、初回投稿の売上だけでなく、制作されたコンテンツがどの程度活用できるかも確認します。

たとえば、次のような活用が考えられます。

  • 商品ページへの掲載
  • ブランド公式SNSでの紹介
  • SNS広告への転用
  • メルマガやLINE配信への掲載
  • 店頭サイネージでの利用
  • ECモールの商品説明への掲載
  • 営業資料や提案資料への掲載

ただし、二次利用には別途許諾や追加費用が必要になることがあります。投稿者の肖像、音源、背景に映り込んだ第三者の権利など、複数の確認事項が発生する可能性もあります。契約時に、利用媒体、利用期間、編集可否、地域、広告利用の可否を明記しましょう。

インフルエンサーマーケティングサービスの比較軸|EC担当者が確認すべき8項目

インフルエンサーマーケティングサービスの比較軸|EC担当者が確認すべき8項目

サービスを比較するときは、単純な「登録人数」「料金」「有名人の起用実績」だけでは不十分です。ECの目的と社内の運用体制に照らし合わせ、次の8項目を確認します。

比較表|EC向けサービス選定で見るべき項目

比較軸
確認する内容
EC事業者が見るべきポイント
対応SNS
Instagram、TikTok、YouTube、X、ライブ配信など
自社商品の購買導線とユーザー層に合っているか
インフルエンサー層
マイクロ、ミドル、著名人、専門家、地域特化など
商材との親和性、フォロワー属性、過去投稿の質
提供形態
プラットフォーム型、代理店型、成果報酬型など
自社で進行できるか、伴走支援が必要か
キャスティング支援
候補者提案、交渉、契約、商品発送、進行管理
社内担当者の工数をどこまで削減できるか
投稿・制作支援
ギフティング、撮影、台本、ライブ配信、UGC回収
ブランド表現と自然な発信を両立できるか
効果測定
リーチ、再生、遷移、CV、ROAS、EMVなど
施策目的に必要な数値を取得できるか
二次利用
投稿画像・動画の広告転用、EC掲載、利用期間
権利範囲、追加費用、利用媒体が明確か
費用・契約条件
初期費用、月額、起用費、手数料、最低出稿額
総額、追加料金、解約・発注条件を比較できるか

対応SNS

自社の顧客がどのSNSで情報収集しているかを確認します。

視覚的な魅力を伝えやすいファッション、コスメ、インテリア、食品などは、画像や短尺動画と相性がよい傾向があります。使用方法や比較、ビフォーアフターを見せたい商品は、動画プラットフォームが適する可能性があります。

一方、BtoB商材や高単価商品では、短期的な拡散よりも、専門性のある解説、導入事例、ウェビナー連動などが有効な場合があります。サービスの対応SNSを確認するだけでなく、各SNSでどのような投稿形式を提案できるかを確認しましょう。

提案時には、次の質問をしておくと比較しやすくなります。

  • 自社と近い商材では、どのSNSの実績が多いか
  • フィード、ショート動画、長尺動画、ライブ配信に対応できるか
  • 投稿後に取得できるデータはSNSごとに異なるか
  • プロフィールリンクや商品タグなどの導線に対応できるか
  • SNS広告に転用する場合、媒体ごとの権利処理を代行できるか

インフルエンサーの規模と属性

フォロワー数は候補者を比較するひとつの要素ですが、起用判断の中心に置くべきとは限りません。

確認したいのは、次のような情報です。

  • 年齢、性別、居住地域
  • 興味関心や専門ジャンル
  • フォロワーの実在性
  • 投稿ごとの平均再生数や反応
  • 過去の企業案件の頻度
  • コメント内容の具体性
  • 類似商材とのタイアップ状況
  • ブランドイメージとの適合性
  • 購入者や利用者に近い生活背景があるか

フォロワーが多くても、投稿内容と商材の関連性が低ければ、反応や購入につながらない可能性があります。反対に、フォロワー数が比較的小さくても、特定ジャンルで信頼を得ているインフルエンサーは、商品理解や購入促進に向いている場合があります。

キャスティング支援の範囲

「候補者を紹介するだけ」なのか、「企画・交渉・投稿確認・レポートまで行う」のかで、サービスの価値と費用は変わります。

見積もりを受け取ったら、業務範囲を次のように分解してください。

業務
自社対応か、依頼先対応か
確認ポイント
目的・KPI設計
共同、または自社
売上・認知・UGCなどの優先順位を整理できるか
候補者リサーチ
依頼先
属性、過去投稿、案件履歴を提示してもらえるか
起用交渉
依頼先
報酬、納期、修正回数、二次利用を交渉できるか
契約締結
共同
契約主体、支払条件、キャンセル規定を確認できるか
商品発送
自社または依頼先
住所管理、同梱物、配送事故の対応範囲
投稿ディレクション
共同
ブランドガイドラインと表現の自由度を調整できるか
投稿確認
依頼先または共同
修正回数、確認期限、公開後の削除対応
効果測定
依頼先または共同
URL、クーポン、SNS管理画面のデータを取得できるか
レポート
依頼先
次回改善につながる考察が含まれるか

投稿・制作支援

ECでは、投稿の見栄えだけでなく、購入検討者が知りたい情報が含まれているかが重要です。

たとえば、アパレルならサイズ感や着用者の身長、食品なら調理方法や味の印象、化粧品なら使用順序やテクスチャー、家電なら設置場所や操作方法などが考えられます。

依頼先には、単に「商品を紹介してください」と伝えるのではなく、投稿で触れてほしい情報を整理したブリーフを渡します。

一方で、台本を細かく指定しすぎると、インフルエンサー本人の普段の発信と離れ、不自然な投稿になることがあります。必須情報、禁止表現、法令・ブランド上の注意点を明確にし、表現方法には一定の余地を残すことがポイントです。

効果測定の仕組み

提案資料に「効果測定対応」と書かれていても、実際に何が測れるかはサービスによって異なります。

見積もり前に、次の項目を確認しましょう。

  • 投稿単位で数値を確認できるか
  • インフルエンサー単位で比較できるか
  • 計測URLを発行できるか
  • クーポンコードを個別発行できるか
  • ECカートや計測ツールと連携できるか
  • 購入後のキャンセルや返品を除外できるか
  • アトリビューション期間を設定できるか
  • レポートの納品タイミング
  • 生データを受け取れるか
  • 広告配信分とオーガニック分を分けられるか

「売上を測定できる」と説明された場合も、売上の定義を確認してください。注文数なのか、決済完了数なのか、返品後の確定売上なのかによって、施策評価が変わります。

二次利用の条件

インフルエンサーが制作した画像や動画を、企業が自由に使えるとは限りません。

契約書や発注書で、次の条件を確認します。

  • 公式SNSで利用できるか
  • ECサイトや商品ページに掲載できるか
  • SNS広告で利用できるか
  • 動画の編集やトリミングができるか
  • 利用期間に制限があるか
  • 利用地域に制限があるか
  • 出演者の肖像利用を含むか
  • BGMや第三者素材の権利処理が済んでいるか
  • 追加費用が発生するか
  • 利用終了後に削除する必要があるか

二次利用を前提にするなら、初回の投稿費用だけで比較せず、必要な利用権を含めた総額で比較します。

費用と契約条件

費用は、起用するインフルエンサーの人数や規模、投稿形式、商品単価、制作内容、二次利用、広告配信の有無などで変わります。

費用項目を分解すると、主に次のようになります。

費用項目
内容
見積もり時の確認事項
起用費
インフルエンサーへの報酬
投稿数、媒体、動画尺、修正回数を含むか
商品提供費
商品の無償提供やサンプル発送
現物支給のみか、送料も含むか
企画費
キャンペーン全体の設計
KPI設計、投稿テーマ、クリエイティブ企画の範囲
キャスティング費
候補者選定や交渉
起用人数に応じて変動するか
運用管理費
連絡、進行、納期管理
投稿確認、リマインド、トラブル対応を含むか
撮影・制作費
スタジオ、撮影、編集など
撮影場所、出演者、編集回数の条件
広告利用費
投稿をSNS広告に転用する費用
媒体、配信期間、広告アカウントの扱い
二次利用費
ECや公式SNSなどでの利用
利用期間、媒体、地域、編集可否
レポート費
効果測定と報告書作成
定型レポートか、分析・改善提案を含むか
配送・保管費
商品発送や返送、保管
発送件数、返品、個別梱包の対応範囲

フォロワー数を基準にした料金体系、投稿単位の固定料金、月額制、成果報酬制など、価格の決め方もさまざまです。特定の料金方式が常に有利とは限りません。

たとえば、認知拡大では投稿単位の固定費が比較しやすい一方、販売促進では成果報酬型やクーポン連動型が適する可能性があります。ただし、成果報酬型でも、初期費用、最低保証、対象外注文、返品の扱い、計測期間を確認する必要があります。

最低出稿条件と解約条件

サービスによっては、最低起用人数、最低利用期間、最低出稿金額、月額費用などが設定されています。

特に確認したいのは、以下の項目です。

  • 最低契約期間
  • 月額費用の発生条件
  • 最低起用人数
  • 最低出稿金額
  • キャンセル料
  • インフルエンサー決定後のキャンセル条件
  • 商品発送後に投稿されなかった場合の扱い
  • 投稿後に削除された場合の対応
  • 契約終了後もレポートを閲覧できるか
  • データの保存期間
  • 解約の申告期限

テスト導入を行う場合は、「1回限りのキャンペーン」と「継続契約」を明確に分けて比較しましょう。

サービス形態別に比較|どの依頼先がECに向いているか

サービス形態別に比較|どの依頼先がECに向いているか

インフルエンサーマーケティングサービスは、提供形態によって得意領域が異なります。ここでは、代表的なタイプを比較します。

サービス形態
強み
向いているEC事業者
注意点
インフルエンサープラットフォーム
候補者検索、募集、進行管理を効率化しやすい
社内で施策を運用できる企業
企画や個別交渉は自社対応になる場合がある
総合マーケティング代理店
企画からレポートまで一括で任せやすい
初めて実施する企業、複数施策を行う企業
支援範囲が広い分、費用と確認工程が増えやすい
SNS特化型代理店
特定媒体や投稿形式に知見がある
TikTok、Instagram、YouTubeなど媒体を絞る企業
対応できる媒体や商材ジャンルを確認する必要がある
成果報酬型サービス
送客・購入を軸に設計しやすい
ECサイトへの流入や購入を重視する企業
認知や投稿品質が評価しにくい場合がある
UGC制作サービス
商品画像・動画の量産や素材確保に向く
広告や商品ページの素材を増やしたい企業
インフルエンサー施策と広告運用を分けて考える必要がある
ライブコマース支援
配信企画、出演者、当日運営に対応
実演・接客・限定販売と相性がよい商材
在庫、配信環境、問い合わせ対応が必要
キャスティング専門会社
特定ジャンルの人材提案に強い
専門性やブランドイメージを重視する企業
効果測定や広告運用が別契約になることがある

プラットフォーム型が向くケース

社内にSNS担当者がいて、候補者の比較や投稿管理を自社で行える場合は、プラットフォーム型が候補になります。

候補者の検索条件を指定しやすく、案件の募集や進行状況を一元管理できる点が利点です。複数回のキャンペーンを行う企業では、過去に起用したインフルエンサーや成果データを蓄積できるかも確認しましょう。

ただし、候補者の投稿内容を見極めるには、ツール上の数値だけでなく、実際の投稿やコメントを確認する必要があります。

代理店型が向くケース

施策の目的がまだ明確でない、複数のSNSを使いたい、社内に運用担当者が少ない場合は、代理店型が向いています。

代理店に依頼する際は、「何を任せたいか」を最初に整理することが重要です。企画だけを依頼するのか、キャスティングから投稿後のレポートまで任せるのかで、費用も成果物も変わります。

提案の比較では、実績社数や有名企業のロゴだけでなく、自社と似た商材の事例を見せてもらいましょう。可能であれば、投稿内容、起用人数、目的、成果指標、実施期間、二次利用の有無まで確認します。

成果報酬型が向くケース

売上や送客を明確に追いたい場合は、成果報酬型が選択肢になります。

ただし、次のような条件を決めずに契約すると、成果の認識がずれる可能性があります。

  • 何を成果とみなすか
  • 注文と売上のどちらで計算するか
  • キャンセル・返品を除外するか
  • 新規顧客と既存顧客を分けるか
  • クーポン併用時の成果判定
  • 複数の広告やSNSを経由した場合の帰属
  • 成果の確定日
  • 報酬の支払日
  • 不正注文や重複注文の扱い

成果報酬型であっても、商品提供費、システム利用料、初期設定費などが発生する場合があります。報酬率だけで比較せず、想定売上に対する総コストで試算しましょう。

マイクロインフルエンサーを活用するメリットと選び方

マイクロインフルエンサーを活用するメリットと選び方

マイクロインフルエンサーとは、一定の専門領域やコミュニティで影響力を持つインフルエンサーを指すことが一般的です。ただし、フォロワー数による区分はサービスや業界によって異なるため、人数だけで定義を固定しないほうがよいでしょう。

ECにおいては、マイクロインフルエンサーを起用することで、次のような効果が期待できます。

  • 特定ジャンルの情報を探している人に届きやすい
  • 商品の使用シーンを具体的に伝えやすい
  • コメントや質問が発生しやすい
  • 複数人の投稿からUGCを作りやすい
  • 一人の著名人に依存しない施策を設計できる
  • 投稿の切り口を複数用意できる

一方で、起用人数が増えると、連絡、発送、投稿確認、クーポン管理、レポート集計の工数も増えます。マイクロインフルエンサーを多数起用する場合は、個別管理に対応できるサービスを選ぶことが重要です。

マイクロインフルエンサーの選定基準

次の5項目で候補者を比較すると、フォロワー数だけに偏らず判断できます。

商材との関連性

商品カテゴリに関する投稿を継続しているかを確認します。一時的に関連投稿があるだけではなく、普段からそのジャンルを発信しているかがポイントです。

フォロワーとの関係性

コメントが単なる絵文字や定型文だけではなく、商品や投稿内容に関する具体的な質問・感想になっているかを確認します。

投稿の説得力

実際の使用シーン、選んだ理由、向いている人、使いにくい点などが伝わる投稿は、購入検討者の参考になりやすい傾向があります。

案件投稿のバランス

企業案件が多すぎる場合、フォロワーが広告に慣れ、投稿への反応が弱くなる可能性があります。一方で、案件経験が少なすぎる場合は、納期や表現ルールへの対応力を確認する必要があります。

ブランドセーフティ

過去投稿に、差別的表現、誤解を招く表現、競合への攻撃、無断転載、過度な誇張表現などがないかを確認します。候補者本人だけでなく、過去の炎上や投稿削除の有無を確認できるサービスであれば、チェック範囲も聞いておきましょう。

マイクロインフルエンサー起用の進め方

初回は、いきなり大量起用するのではなく、小規模なテストを実施すると判断しやすくなります。

  1. 商材と相性がよいジャンルを2〜3種類に分ける
  2. 各ジャンルから複数の候補者を選ぶ
  3. 同じ商品情報と計測条件を設定する
  4. 投稿形式や訴求ポイントを一部変える
  5. リーチ、反応、遷移、CV、コメント内容を比較する
  6. 成果のよかった属性と訴求を抽出する
  7. 次回は成果の高い層へ予算を寄せる

この方法なら、フォロワー数では判断できない「自社商材と相性のよい層」を見つけやすくなります。

インフルエンサーへの依頼費用はどう考えるか

インフルエンサーへの依頼費用はどう考えるか

インフルエンサーへの依頼費用は、フォロワー数だけでは決まりません。投稿形式、制作工数、起用者の専門性、利用権、納期、広告配信、競合排除など、複数の条件が影響します。

費用を左右する主な要素

要素
費用が変わる理由
起用人数
連絡・契約・発送・確認の対象が増えるため
インフルエンサーの規模
リーチや専門性、起用難度によって条件が異なるため
投稿形式
静止画、短尺動画、長尺動画、ライブ配信で制作工数が異なるため
投稿本数
1回投稿か、複数回投稿かで費用が変わるため
商品カテゴリ
専門知識や撮影環境が必要な場合があるため
撮影・編集
スタジオ、撮影スタッフ、編集作業の有無で変わるため
修正回数
企業確認や再撮影の回数が増えると工数が増えるため
二次利用
EC、公式SNS、広告などの利用範囲によって追加費用が発生するため
競合排除
一定期間、競合商品の投稿を制限する場合があるため
ギフティング
商品代、送料、個別梱包、返送などが発生するため
効果測定
計測設計、データ連携、分析レポートの有無で変わるため

見積もりを取るときの依頼文

代理店やサービスに見積もりを依頼する際は、以下の情報を最初に伝えると、比較しやすい提案を受けられます。

  • 商品・ブランドの概要
  • 販売価格と粗利の目安
  • 販売チャネル
  • キャンペーン期間
  • 対象SNS
  • ターゲット顧客
  • 目標売上または目標リーチ
  • 起用したいインフルエンサーのジャンル
  • 商品提供の有無
  • 投稿形式
  • 二次利用の希望
  • 広告配信の有無
  • 社内で対応できる業務
  • 想定予算
  • 避けたい表現や競合ブランド

予算を伝えることに抵抗がある場合でも、「起用費のみ」「運用費を含む総額」「二次利用を含む総額」の3パターンで提示してもらうと比較が容易です。

料金比較で避けたい見方

次のような比較は、実際の成果や社内工数を見落としやすくなります。

  • インフルエンサー1人あたりの金額だけを見る
  • フォロワー単価だけで安さを判断する
  • 仲介手数料だけを比較する
  • 二次利用費を含めずに比較する
  • レポート費用を削って計測を簡略化する
  • 成果報酬率だけで判断する
  • 最低出稿額を確認しない
  • 商品原価や送料を費用に含めない

サービスの料金を比較するときは、次の式で概算しておくと判断しやすくなります。

> 総施策費用 = 起用費 + 商品・配送費 + 企画・運用費 + 制作費 + 二次利用費 + 広告費 + 計測・レポート費

販売施策では、費用だけでなく粗利も確認します。売上が発生していても、値引き、送料、決済手数料、返品、広告費、インフルエンサー費用を差し引くと、利益が残らない場合があります。

ECで成果につなげる計測設計

ECで成果につなげる計測設計

施策開始前に計測方法を決めていないと、投稿後に成果を正確に判断できません。サービス選びでは、計測機能の有無だけでなく、社内のEC環境に実装できるかを確認します。

計測URLを使う

インフルエンサーごと、投稿ごとに計測URLを発行します。

たとえば、同じ商品を紹介してもらう場合でも、次のように識別できるようにします。

  • インフルエンサーA
  • インフルエンサーB
  • Instagram投稿
  • TikTok動画
  • キャンペーン第1弾
  • キャンペーン第2弾

URLの命名ルールは、施策開始前に決めましょう。担当者ごとに自由な名称をつけると、後から集計しにくくなります。

クーポンコードを使う

インフルエンサーごとに異なるクーポンコードを発行すると、購入数を把握しやすくなります。

ただし、クーポンコードを使わない購入や、投稿を見た後に検索経由で購入した注文は計測できない可能性があります。クーポン利用数だけで施策全体を評価せず、サイト流入、ブランド名検索、指名買い、アンケートなども組み合わせます。

CVの定義を決める

「CV数」といっても、企業によって定義が異なります。

  • 商品ページの閲覧
  • カート投入
  • 注文完了
  • 決済完了
  • 返品・キャンセル後の確定注文
  • 新規顧客の初回購入
  • 定期購入の申込
  • 問い合わせ
  • 会員登録

どの段階を成果とするかを、依頼先と社内で共有します。特に定期購入や高単価商材では、初回注文だけでなく継続率や解約率も評価したほうが、施策の実態を把握しやすくなります。

アトリビューション期間を確認する

インフルエンサー投稿を見てすぐ購入する人もいれば、数日後に再検索して購入する人もいます。成果の計測期間が短すぎると、実際の影響を過小評価する可能性があります。

一方で、期間を長くしすぎると、他の広告やキャンペーンの影響が混ざります。商品カテゴリの検討期間や過去の購入データを参考に、適切な集計期間を設定しましょう。

依頼前に作成するべきキャンペーンブリーフ

依頼前に作成するべきキャンペーンブリーフ

インフルエンサーに依頼するときは、商品情報を送るだけでは不十分です。投稿の目的と必須情報をまとめたキャンペーンブリーフを作成します。

ブリーフに入れる項目

項目
記載内容
施策目的
認知、レビュー、販売、素材制作など
ターゲット
年代、生活背景、悩み、購入シーン
商品情報
特徴、使い方、サイズ、価格、販売場所
必須訴求
必ず伝えてほしい機能やメリット
表現ルール
使用可能な表現、避ける表現
投稿条件
媒体、形式、本数、公開期間
導線
計測URL、プロフィールリンク、クーポン
広告表記
表記方法、掲載位置、確認手順
納期
商品受取、初稿、修正、公開、レポート
二次利用
利用媒体、期間、編集可否
問い合わせ先
投稿者が確認する担当窓口

指示しすぎないことも重要

ブリーフでは、事実情報と禁止事項を明確にします。一方、表現のすべてを企業側で決めると、普段の投稿と異なる不自然な内容になりやすくなります。

次のように、必須条件と任意条件を分けると運用しやすくなります。

必須条件

  • 商品名を正しく記載する
  • 指定の広告表記を付ける
  • 計測URLまたはクーポンを掲載する
  • 使用方法を誤認させない
  • 未確認の効果を断定しない

任意条件

  • 使用シーン
  • 動画の構成
  • 話し方
  • 撮影場所
  • 感想の伝え方
  • 比較対象の有無

法令・広告表記・ブランドセーフティの確認

法令・広告表記・ブランドセーフティの確認

インフルエンサー施策では、投稿者に任せきりにせず、企業側が表示内容と運用ルールを確認する必要があります。

広告であるにもかかわらず広告と分からない表示は、いわゆるステルスマーケティングに該当する可能性があります。消費者庁は、2023年10月1日からステルスマーケティングが景品表示法上の規制対象となることを案内しています。企業が表示内容の決定に関与している場合など、個別事情によって判断が変わるため、最新の公式資料や専門家の見解を確認してください。 (caa.go.jp)

また、商品・サービスの表示については、インターネット上の広告も景品表示法の対象となり得ます。効能・効果、価格、割引、ランキング、比較、口コミなどの表現は、根拠資料と照合しながら確認することが重要です。 (caa.go.jp)

企業側で確認する項目

  • 広告・タイアップであることが分かる表記か
  • 商品の効果を断定していないか
  • 実際には存在しない利用者の体験を表現していないか
  • 価格や割引条件を正しく記載しているか
  • 期間限定、数量限定などの条件に根拠があるか
  • 医薬品、化粧品、健康食品などで適切な表現になっているか
  • 競合商品を不当に比較していないか
  • 他人の画像、音源、ロゴを無断利用していないか
  • 投稿後の修正・削除に対応できるか
  • 問い合わせや苦情の窓口を決めているか

法令やプラットフォームの広告ポリシーは変更される可能性があります。案件開始前に、消費者庁、各SNS、関係省庁、業界団体、法務担当者などの最新情報を確認してください。

インフルエンサーマーケティングの実施手順

インフルエンサーマーケティングの実施手順

初めて取り組む場合は、次の流れで進めると、サービス比較から効果検証までを一貫して管理できます。

目的を1つに絞る

「認知も売上もUGCも」という設定では、評価が曖昧になります。主目的を1つ決め、補助KPIを2〜3個設定します。

例:

  • 主目的:新商品の販売
  • 補助KPI:商品ページ遷移数、クーポン利用数、購入者数

商材と顧客を整理する

誰に、どのタイミングで、どのように購入してほしいのかを言語化します。

  • 購入前に不安な点は何か
  • どの使用シーンが伝わりにくいか
  • どの価格帯で検討されるか
  • 競合商品と比べた強みは何か
  • 初回購入の障壁は何か
  • リピート購入の理由は何か

候補サービスを3社程度に絞る

サービス比較では、すべての機能を見るのではなく、自社の必須条件を先に設定します。

例:

  • InstagramとTikTokに対応
  • マイクロインフルエンサーを検索できる
  • 個別クーポンを発行できる
  • 投稿動画の二次利用が可能
  • 月額契約が不要
  • レポートに生データが含まれる

必須条件を満たさないサービスは、料金が安くても候補から外します。

同じ条件で提案を依頼する

サービスごとに条件が違うと、見積もりを比較できません。起用人数、投稿本数、媒体、実施期間、二次利用、レポート範囲をそろえて依頼します。

小規模なテストを行う

最初から大規模に展開せず、商材との相性、投稿品質、計測の正確性、社内工数を確認します。

テストでは、次のような仮説を立てます。

  • 使用動画のほうが静止画より遷移率が高い
  • 専門ジャンルの投稿者のほうが購入率が高い
  • 値引き訴求より使用シーン訴求のほうが保存される
  • 複数のマイクロインフルエンサーのほうがUGCを作りやすい

投稿前に確認する

商品名、価格、URL、クーポン、広告表記、禁止表現、投稿日時を確認します。修正回数や確認期限を事前に決めておくと、公開直前の混乱を防げます。

投稿後の数値と反応を確認する

投稿後は、次の数値を確認します。

  • リーチ
  • 再生数
  • 保存
  • シェア
  • コメント
  • クリック
  • クーポン利用
  • 注文
  • 売上
  • 新規顧客
  • 問い合わせ
  • UGCの発生状況

数値だけでなく、コメントやDMの内容も確認します。顧客がどの点に興味を持ち、どこで迷っているかが分かるため、商品ページや広告文の改善にも活用できます。

勝ちパターンを再利用する

成果がよかった投稿を、そのまま繰り返すのではなく、要素に分解します。

  • 冒頭の見せ方
  • 課題の提示方法
  • 商品の登場タイミング
  • 使用シーン
  • 言葉選び
  • 動画尺
  • サムネイル
  • CTA
  • クーポン提示の位置

そのうえで、別のインフルエンサーや広告クリエイティブに展開します。

実行用チェックリスト|依頼前に確認すること

実行用チェックリスト|依頼前に確認すること

目的・戦略

- [ ] 施策の主目的を1つに決めた
- [ ] 認知、UGC、販売、ライブ配信のどれを重視するか整理した
- [ ] ターゲットの年代・性別・地域・関心を定義した
- [ ] 商品の強みと購入障壁を言語化した
- [ ] 成果指標と目標値を決めた
- [ ] テスト施策と本施策の予算を分けた

サービス比較

- [ ] 対応SNSを確認した
- [ ] マイクロ・ミドルなど候補者の層を確認した
- [ ] フォロワー属性を確認できる
- [ ] 過去投稿や案件履歴を確認できる
- [ ] キャスティングの範囲を確認した
- [ ] 投稿確認と修正対応の範囲を確認した
- [ ] 商品発送を依頼できるか確認した
- [ ] 投稿後の削除や未投稿時の対応を確認した

計測

- [ ] 計測URLを発行できる
- [ ] インフルエンサーごとに識別できる
- [ ] クーポンコードを設定できる
- [ ] CVの定義を決めた
- [ ] 注文・キャンセル・返品の扱いを決めた
- [ ] 集計期間を決めた
- [ ] ROASやCPAを計算できる
- [ ] EMVの算出方法を確認した
- [ ] レポートの納品日と形式を確認した
- [ ] 生データを受け取れるか確認した

費用・契約

- [ ] 起用費以外の費用を確認した
- [ ] 初期費用・月額費用を確認した
- [ ] 最低出稿額を確認した
- [ ] キャンセル料を確認した
- [ ] 二次利用費を確認した
- [ ] 広告利用の条件を確認した
- [ ] 競合排除の条件を確認した
- [ ] 商品提供・送料の負担者を確認した
- [ ] 支払条件と請求タイミングを確認した
- [ ] 契約期間と解約条件を確認した

表示・権利

- [ ] 広告・タイアップ表記の方法を確認した
- [ ] 禁止表現をブリーフに記載した
- [ ] 商品情報に誤りがないか確認した
- [ ] 画像・動画・音源の権利を確認した
- [ ] 肖像利用の範囲を確認した
- [ ] 投稿の二次利用範囲を契約書に記載した
- [ ] 問い合わせ・苦情対応の担当者を決めた
- [ ] 法務や専門家への確認が必要な表現を洗い出した

サービス選定で失敗しやすいポイント

サービス選定で失敗しやすいポイント

登録者数だけで選ぶ

登録インフルエンサー数が多くても、自社商材と相性のよい候補者を見つけられなければ成果にはつながりません。登録数より、検索条件、候補者の質、属性データ、過去案件の確認方法を見ます。

売上だけで評価する

認知目的の施策を短期間の売上だけで評価すると、適切な判断ができません。目的別にKPIを設定し、必要に応じてブランド検索、保存、UGC、サイト滞在なども確認します。

投稿の自由度を奪う

企業の伝えたいことを詰め込みすぎると、広告色が強くなり、普段の発信との違和感が生じます。必須情報と禁止事項を指定し、表現方法はインフルエンサーの知見を活かしましょう。

二次利用を後から相談する

投稿後に広告やECサイトで使いたくなっても、追加費用や権利上の問題で利用できない場合があります。二次利用の可能性があるなら、依頼前に希望範囲を伝えます。

効果測定をサービス任せにする

レポートを受け取るだけでは、次回施策に活かせないことがあります。どのデータを使い、どの指標で判断するのかを、施策開始前に社内でも共有します。

まとめ

まとめ

ECのインフルエンサーマーケティングサービスは、料金や登録インフルエンサー数だけで比較するのではなく、「目的」「商材」「顧客層」「対応SNS」「計測体制」「二次利用」「社内工数」の観点で選ぶことが重要です。

認知拡大ならリーチや再生数、UGC創出なら投稿品質や二次利用、販売促進なら遷移・CV・クーポン利用・ROASを重視します。EMVを使う場合は、サービスごとの算出方法を確認し、売上指標と混同しないようにしましょう。

マイクロインフルエンサーは、特定ジャンルや生活シーンに根ざした発信を得意とする場合があります。一方で、起用人数が増えるほど運用工数も増えるため、候補者選定、交渉、発送、投稿確認、レポートまでの支援範囲を確認する必要があります。

インフルエンサーへの依頼では、起用費だけでなく、企画費、運用費、制作費、送料、二次利用費、広告費、レポート費を含めた総額で比較します。最初は小規模なテストを行い、自社商材と相性のよいインフルエンサー、訴求内容、投稿形式を見極めると、継続施策につなげやすくなります。

インフルエンサーマーケティング EC施策の依頼先を選ぶときは、各サービスへ同じ条件で提案を依頼し、数値だけでなく、実施後に改善提案まで得られるかを確認しましょう。

よくある質問

よくある質問

インフルエンサーマーケティングサービスは、どのようなEC企業に向いていますか?

社内で候補者探しや投稿管理を行う時間がない企業、複数のインフルエンサーを同時に起用したい企業、投稿後の効果測定まで一貫して実施したい企業に向いています。

一方、起用人数が少なく、SNS運用や契約管理を社内で行える場合は、直接依頼やプラットフォーム型が候補になります。

インフルエンサーはフォロワー数が多い人を選ぶべきですか?

必ずしもそうとは限りません。フォロワー数に加えて、商材との関連性、視聴者・フォロワー属性、コメントの内容、過去投稿、案件投稿の品質を確認します。

特定ジャンルの商品では、専門性や信頼性の高いマイクロインフルエンサーのほうが、商品理解や購入促進につながる可能性があります。

インフルエンサーへの依頼費用は、どのように比較すればよいですか?

起用費だけでなく、企画、キャスティング、運用、商品発送、制作、広告利用、二次利用、レポートなどの費用を含めた総額で比較します。

成果報酬型の場合は、成果の定義、返品・キャンセルの扱い、計測期間、最低保証、初期費用を確認してください。

EMVとROASはどちらを重視すべきですか?

目的によって異なります。露出や認知を評価する場合はEMVを補助指標として使い、販売目的では売上、粗利、CV数、CPA、ROASを重視します。

EMVはサービスによって算出方法が異なる可能性があるため、数値だけを他社と比較せず、定義と対象範囲を確認しましょう。

投稿を広告やECサイトで使うことはできますか?

契約内容と権利条件によります。利用媒体、利用期間、編集可否、広告利用、地域、肖像利用、音源などを事前に確認し、必要な許諾を契約書や発注書に記載してください。

商品を無償提供すれば投稿してもらえますか?

商品提供だけで投稿してもらえるかは、インフルエンサーや案件条件によって異なります。無償提供であっても、投稿内容や発信方法を企業が決定する場合は、広告表示や関連法令の確認が必要です。

ステルスマーケティングを防ぐには何をすればよいですか?

広告・タイアップであることが分かる表示方法を決め、依頼時のブリーフに記載します。投稿前の確認だけでなく、公開後の表示状態も確認しましょう。

景品表示法や広告表示の扱いは、商品カテゴリや企業の関与内容によって判断が異なる場合があります。消費者庁の最新情報や法務担当者、専門家に確認してください。 (caa.go.jp)

初めて実施する場合、何人くらい起用すべきですか?

一律の人数に正解はありません。予算、運用体制、商品カテゴリ、目的によって変わります。

最初は、複数の属性や訴求を比較できる規模でテストし、投稿品質、反応、遷移、購入、社内工数を確認する方法が現実的です。

どのくらいの期間で成果を判断すべきですか?

投稿形式、商材の検討期間、キャンペーン内容によって異なります。短期間で購入される商品は早期に判断しやすい一方、高単価商品や定期購入商品では、検討期間や継続率も確認する必要があります。

施策開始前に、速報値を確認するタイミングと、最終レポートの集計期間を決めておきましょう。

著者

ECのミカタ マーケティング事業部

ECのミカタ

ECのミカタ マーケティング事業部では、通販運用に10年以上携わってきたメンバーが、これまでに培った知見と現場での経験をもとに、EC・通販事業者の皆さまに役立つ情報を発信しています。集客・広告運用、CRM、商品ページ改善、物流、決済、リピート施策など、日々変化するEC市場の動向を捉えながら、実務に活かしやすい視点で分かりやすく解説します。事業者の皆さまが抱える課題や成長のヒントにつながるよう、一次情報や実践から得られた気づきを大切にし、信頼できる情報を継続的に更新してまいります。

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