Amazon広告運用代行会社比較!おすすめ10選と選び方

Amazon広告の運用を自社だけで改善しようとしても、キーワードの選定、入札単価の調整、検索語句の分析、商品ページの改善、セール時の予算配分など、対応範囲が広くなりがちです。特に、広告費を増やしているのに利益が残らない場合や、広告経由の売上は増えているものの自然検索順位が伸びない場合は、運用設計そのものを見直す必要があります。
Amazon広告の運用代行会社を選ぶ際は、月額料金の安さだけでなく、Amazonでの運用実績、広告以外の支援範囲、費用体系、自社商材との相性、担当者の運用体制を比較することが重要です。
本記事では、Amazon広告に対応する運用代行会社を、公開されている支援内容や実績、対応広告メニュー、料金情報などをもとに比較します。ランキングは一律の優劣を断定するものではなく、目的別に検討しやすいよう、総合的な支援力や専門性を整理したものです。契約前には、必ず各社の最新資料や見積もり、対応範囲を確認してください。
結論:Amazon広告運用代行は「運用実績・支援範囲・費用体系・自社商材との相性」で比較する
Amazon広告の運用代行を選ぶとき、最初に決めるべきなのは「どの会社が一番有名か」ではありません。自社がAmazon広告を使って何を実現したいのかを明確にし、その目的に合う会社を探すことが先です。
たとえば、目的が「スポンサープロダクト広告の費用対効果改善」であれば、検索語句分析や入札調整、商品別の利益管理に強い会社が向いています。一方で、新商品の立ち上げやブランド認知向上が目的なら、スポンサーブランド広告、動画広告、Amazonストア、Amazon DSPまで扱える会社のほうが選択肢を広げやすいでしょう。
また、広告の成果は広告設定だけで決まりません。商品画像、商品名、価格、在庫、レビュー、配送条件、クーポンの有無など、商品詳細ページや販売条件も購入率に影響します。広告だけでなく、商品ページ改善やセール設計まで支援できるかどうかも重要な比較ポイントです。
課題・目的別の判断早見表
課題・目的 | 向いている運用代行会社の特徴 |
|---|---|
Amazon広告を初めて外注する | 初期設計、キャンペーン構築、商品ページ改善、定例会まで支援する会社 |
売上はあるが広告費が高い | ACoS・ROASだけでなく、粗利やTACoSを見て改善提案できる会社 |
新商品を短期間で伸ばしたい | 商品投入時の広告設計、キーワード調査、ページ制作に強い会社 |
SKU数が多く運用が複雑 | 自動化ツールと人による分析を組み合わせて運用できる会社 |
メーカー・D2Cブランドを育てたい | スポンサープロダクト広告以外に、動画、DSP、ストア、AMCなどに対応できる会社 |
Amazon以外のモールも運営している | 楽天市場やYahoo!ショッピング、自社ECとの横断分析ができる会社 |
社内に担当者はいるがノウハウが不足している | コンサルティングや研修、伴走型支援に対応する会社 |
少額予算で試したい | 最低広告予算や最低手数料が低く、短期検証しやすい会社 |
なお、本記事の会社比較は、2026年9月1日時点で各社の公式サイトなどから確認できる公開情報を中心に整理しています。料金、認定ステータス、対応メニュー、支援実績は変更される可能性があるため、問い合わせ時点で再確認してください。
Amazon広告運用代行とは?依頼できる業務と内製との違い
Amazon広告運用代行とは、Amazon Adsの広告アカウントについて、外部の専門会社が広告戦略の設計からキャンペーン設定、入札調整、効果測定、改善提案までを支援するサービスです。
Amazonのスポンサー広告には、個別商品の訴求に使うスポンサープロダクト広告、ブランドや複数商品を訴求するスポンサーブランド広告、商品やオーディエンスを対象に配信するスポンサーディスプレイ広告などがあります。スポンサー広告はクリック課金を基本とする広告メニューで、広告主が予算や入札額を管理しながら運用できます。(advertising.amazon.com)
会社によっては、広告運用だけでなく、次のような業務まで対応します。
- 商品名や箇条書き、検索キーワードの改善
- 商品画像や動画、A+コンテンツの制作
- Amazonストアの構築・更新
- セールやクーポンの設計
- 在庫や販売価格に関する改善提案
- Amazon DSPの運用
- Amazon Marketing Cloudを活用した分析
- FBAや商品登録、アカウント運営の支援
- 楽天市場やYahoo!ショッピングとの横断分析
- 社内担当者向けの研修や内製化支援
そのため、契約前には「Amazon広告の運用代行」と書かれていても、広告設定だけなのか、商品ページ改善や制作まで含むのかを細かく確認する必要があります。
依頼できる主な業務
広告戦略とKPIの設計
最初に、広告を出す商品、狙う検索語句、広告メニュー、予算配分、目標指標を決めます。
たとえば、発売直後の商品と定番商品では、広告の目的が異なります。
- 発売直後:露出、検索データの収集、初回購入の獲得
- 成長期:検索順位の向上、競合商品からの流入獲得
- 定番商品:利益率の維持、広告費の効率化、リピート促進
- ブランド育成期:ブランド名の検索増加、複数商品の回遊、認知拡大
広告経由売上だけでなく、自然検索売上や新規顧客比率、商品別の粗利まで確認し、広告投資の目的に合ったKPIを設定することが重要です。
キーワード選定とマッチタイプ設計
スポンサープロダクト広告では、オートターゲティングとマニュアルターゲティングを使い分けます。検索語句レポートなどを確認し、成果の出た検索語句をマニュアルキャンペーンへ移行したり、費用だけが発生する語句を除外したりします。
主な作業は次のとおりです。
- 商品やカテゴリに関連するキーワードの抽出
- オートターゲティングの検索語句分析
- 完全一致、フレーズ一致、部分一致の設計
- 検索ボリュームと競合状況の確認
- 成果の高いキーワードの入札引き上げ
- クリックは多いが購入につながらない語句の除外
- 競合ASINやカテゴリを対象にした商品ターゲティング
- ブランド名・一般語・競合名のキャンペーン分離
単にキーワードを大量に登録するのではなく、検索意図や商品との関連性を踏まえてキャンペーンを分けることが、分析しやすいアカウント構造につながります。
入札単価と予算の調整
入札単価は、検索結果の掲載位置、競合状況、商品の購入率、利益率などを見ながら調整します。
たとえば、クリック率は高いものの購入率が低いキーワードに対して入札を上げ続けると、広告費だけが膨らむ可能性があります。反対に、購入率が高く、在庫にも余裕がある商品は、入札を引き上げることで販売機会を増やせる場合があります。
運用代行会社には、次のようなルールを確認しておくとよいでしょう。
- 入札変更の頻度
- 変更判断に使うデータ期間
- 1日の予算上限
- セール前後の予算変更ルール
- 在庫が少ない商品の広告停止基準
- ACoSやROASの目標値
- 商品別の最低利益率
- 予算超過を防ぐ承認フロー
商品詳細ページの改善
広告をクリックされても、商品詳細ページで購入されなければ広告費は回収できません。広告運用会社によっては、次のようなページ改善も依頼できます。
- メイン画像の改善
- サブ画像の構成変更
- 商品名や箇条書きの見直し
- 商品説明文の改善
- A+コンテンツの制作
- 商品動画の制作
- バリエーション構成の見直し
- よくある質問やレビュー内容の分析
- ブランドストアの回遊導線改善
広告のCTRが低い場合は広告クリエイティブや訴求内容、CTRは高いのにCVRが低い場合は商品ページや価格、レビュー、競合比較に課題がある可能性があります。
内製・運用代行・コンサルティングの違い
項目 | 内製 | 運用代行 | コンサルティング |
|---|---|---|---|
実作業 | 自社で実施 | 代行会社が実施 | 原則、自社で実施 |
ノウハウ蓄積 | 社内に残りやすい | 契約内容によって異なる | 社内に残しやすい |
担当者の工数 | 大きい | 抑えやすい | 一定の工数が必要 |
立ち上がり | 担当者の経験に左右される | 比較的早い | 自社の実行力に左右される |
向いている企業 | 専任担当を置ける企業 | 人手不足・早期改善を求める企業 | 社内運用体制がある企業 |
注意点 | 属人化しやすい | 丸投げで社内に知見が残らないことがある | 提案を実行する人員が必要 |
運用代行は、広告設定や日々の改善業務を外部へ委託する形です。コンサルティングは、戦略や改善案を受け取り、実行は自社で行う形が一般的です。
ただし、会社によっては「コンサルティング」と「運用代行」の境界が異なります。契約前に、次の点を確認しましょう。
- 誰がキャンペーンを作成するのか
- 誰が入札単価を変更するのか
- 商品ページの改修作業は含まれるのか
- 画像や動画は制作してもらえるのか
- レポートはどの頻度で提出されるのか
- 定例会では何を説明してもらえるのか
- Amazonアカウントの権限は誰が保有するのか
- 解約後にアカウントやデータを返却してもらえるのか
Amazon広告運用代行会社の比較ランキング|選定基準と比較表
以下のランキングは、Amazon広告の支援実績、対応広告メニュー、商品ページやストアへの対応、運用体制、レポート・分析内容、料金の透明性などをもとに、比較検討しやすいよう整理したものです。
大手企業向けのDSP運用に強い会社と、少額予算でスポンサー広告を始めやすい会社では、向いている顧客層が異なります。そのため、順位だけで判断するのではなく、各社の「向いている企業」と「確認すべき条件」を確認してください。
比較ランキングの選定基準
比較項目 | 確認するポイント | 読者にとっての重要性 |
|---|---|---|
Amazon支援実績 | Amazonにおける支援年数、支援社数、商材・カテゴリ別の経験 | 自社商材に近い運用経験を判断できる |
対応広告メニュー | SP、SB、SD、動画、DSP、AMCなど | 売上拡大から認知施策まで対応できる |
支援範囲 | 広告、ページ、ストア、セール、在庫、FBAなど | 広告以外の課題も相談できる |
運用体制 | 専任担当、複数人支援、定例頻度、連絡手段 | 改善スピードと対応品質に影響する |
分析内容 | ACoS、ROAS、TACoS、CVR、粗利、自然検索売上など | 本当に事業成果へつながる運用か確認できる |
料金の透明性 | 初期費用、固定費、料率、最低予算、制作費 | 想定外の費用を防ぎやすい |
契約条件 | 最低契約期間、解約予告、アカウント返却 | 切り替え時のリスクを抑えられる |
商材との相性 | 食品、化粧品、家電、日用品、BtoB商材など | 商材特性に合った改善が期待できる |
Amazon広告運用代行会社の比較一覧
会社名 | 主な強み | 対応範囲の傾向 | 向いている企業 | |
|---|---|---|---|---|
1 | 株式会社いつも | 総合的なEC支援とAmazon運用 | 広告、ページ、ストア、制作、セールなど | Amazonを中長期で成長させたい企業 |
2 | アグザルファ株式会社 | Amazon専門のコンサルティング・広告運用 | 広告、DSP、ページ、SEO、LTV改善など | Amazon専門会社に任せたい企業 |
3 | 株式会社そばに | Amazon特化の運用代行と実行支援 | SP、SB、SD、DSP、ページ改善など | 広告運用を実務まで任せたい企業 |
4 | ジャグー株式会社 | 利益を意識したAmazon運営支援 | 広告、商品ページ、セール、利益分析など | 売上だけでなく利益も改善したい企業 |
5 | Finner株式会社 | 商品起点のAmazon運用と内製化支援 | 広告、ページ、商品企画、FBA、CSなど | 一気通貫の運営支援を受けたい企業 |
6 | 株式会社ウェルボン「Sales Doctor」 | Amazon運用支援の専門性と料金プラン | 広告、SEO、ページ、アカウント管理など | 料金体系を比較しながら選びたい企業 |
7 | 株式会社キーワードマーケティング | 運用型広告の分析・改善力 | Amazon広告を含む運用型広告 | 広告運用の分析力を重視する企業 |
8 | デジマール株式会社 | Amazon広告を含む運用型広告支援 | 広告設定、運用、レポートなど | Amazon広告を他媒体と連携したい企業 |
9 | 株式会社CARTA COMMUNICATIONS | 大手ブランド向けのAmazon Ads・DSP・AMC | スポンサー広告、DSP、AMCなど | 認知から購買までフルファネルで進めたい企業 |
10 | 株式会社インサイトアイズ | Amazon販売・広告運用の長期的な知見 | Amazon運営、広告、データ活用など | Amazon黎明期からの知見を重視する企業 |
※順位は公開情報をもとにした編集部の比較整理であり、特定の会社への契約を保証するものではありません。料金や対応範囲は変更される可能性があります。
Amazon広告運用代行会社おすすめ10選
株式会社いつも
株式会社いつもは、Amazonに特化したコンサルティング、運営代行、広告運用を提供するEC支援会社です。広告運用だけを行うライトプラン、広告と商品ページ改善などを組み合わせたスタンダードプラン、動画制作まで対応するプレミアムプランを案内しています。(itsumo365.co.jp)
Amazon広告では、スポンサープロダクト広告、スポンサーブランド広告、スポンサーディスプレイ広告、動画広告などを扱い、キーワード選定、入札単価調整、目的別予算設計、広告効果分析などに対応しています。
向いている企業
- Amazon広告と商品ページをまとめて改善したい
- 画像や動画などの制作も依頼したい
- 楽天市場やYahoo!ショッピングなど複数モールを運営している
- Amazonストアやブランド訴求を強化したい
- 広告運用だけでなくセールやレビュー周辺の提案も受けたい
注意点
支援範囲が広い分、広告運用だけを依頼したい企業にとっては、必要以上の提案になる可能性があります。広告のみ、ページ改善込み、制作込みなど、プランごとの作業範囲と追加料金を確認しましょう。
アグザルファ株式会社
アグザルファは、Amazonに特化したコンサルティング会社です。公式サイトでは、2010年からAmazonコンサルティングを開始したこと、Amazon広告やAmazon DSP広告の運用支援に対応していることを案内しています。(axalpha.com)
広告運用だけでなく、商品ページ、Amazonストア、検索対策、販売戦略、LTV改善まで一貫して支援する点が特徴です。公式サイトには食品・飲料、家電、ファッション、ビューティーなどの支援事例も掲載されています。(axalpha.com)
向いている企業
- Amazon専門会社に依頼したい
- Amazon広告と商品ページを同時に改善したい
- Amazon DSPを活用してブランド認知や再訪を促進したい
- 食品、家電、化粧品、ファッションなどのカテゴリで実績を重視したい
- 長期的な売上構造やLTVまで相談したい
注意点
広告の入札調整だけを低価格で依頼したい企業よりも、アカウント全体の戦略設計やページ改善まで取り組みたい企業に向いています。見積もり時には、コンサルティングと実作業の範囲を明確にしましょう。
株式会社そばに
株式会社そばには、Amazon広告の運用代行を主力サービスの一つとして提供しています。スポンサープロダクト広告、スポンサーブランド広告、スポンサーディスプレイ広告、Amazon DSPに対応し、キーワード選定、入札調整、除外キーワード管理、レポート作成、定例ミーティングなどを支援しています。(sobani.co.jp)
公式サイトでは、専属担当者による支援や、担当社数を制限する運用体制を特徴として掲げています。また、広告運用代行について、初期費用5万円、広告費の20%という料金例を公開しています。ただし、広告予算や契約条件によって変わる可能性があるため、最新の見積もりが必要です。(sobani.co.jp)
向いている企業
- Amazon広告の設定から運用、改善まで任せたい
- 担当者との連絡スピードを重視する
- SP、SB、SD、DSPを段階的に活用したい
- Amazonの広告だけでなく、SEOや画像構成についても相談したい
- まず広告運用から始め、将来的に運営代行へ広げたい
注意点
広告費の最低予算が設定されている場合があります。特にDSPを利用する場合は、スポンサー広告とは必要予算が異なる可能性があるため、広告費と運用手数料を分けて確認してください。
ジャグー株式会社
ジャグー株式会社は、Amazonの運営代行、コンサルティング、広告運用を提供しています。スポンサープロダクト広告、スポンサーブランド広告、スポンサーディスプレイ広告などについて、目的別の予算設計、入札調整、ターゲティング最適化を支援しています。(jagoo.co.jp)
同社は、広告指標だけでなく、売上、広告費、粗利を日別・商品別に把握する損益管理を重視しています。商品ページ改善、セール、レビュー分析、競合調査などにも対応しているため、広告費を増やしても利益が残らない企業に適しています。
向いている企業
- ROASやACoSだけでなく粗利を見て判断したい
- 商品別の損益を可視化したい
- セール時の広告予算を適切に配分したい
- Amazon広告と商品ページ、レビュー、価格をまとめて改善したい
- 楽天市場やYahoo!ショッピングのデータも活用したい
注意点
利益改善を重視する場合、商品ごとの原価、販売手数料、FBA費用、物流費、クーポン負担などの情報共有が必要です。広告データだけでなく、社内の損益データをどこまで連携できるかを事前に確認しましょう。
Finner株式会社
Finner株式会社は、Amazonのコンサルティングや運営代行を提供しています。広告運用、商品ページ改善、商品企画、各種施策、カスタマーサポート、FBAプラン作成など、Amazon運営に関わる業務を一気通貫で支援するサービスを案内しています。(finner.co.jp)
また、将来的に自社運用へ移行したい企業に対して、研修などの内製化支援も行っています。広告だけを短期的に任せるのではなく、商品や顧客導線を起点にAmazon事業全体を見直したい企業に向いています。
向いている企業
- Amazonの運用担当者が不足している
- 広告だけでなく商品企画やページ改善も相談したい
- Amazon運用を将来的に内製化したい
- 商品単体ではなく、ラインアップ全体で売上を伸ばしたい
- Amazon以外のチャネルを含めてEC戦略を考えたい
注意点
支援範囲を柔軟に設定できる一方、業務内容が多いほど見積もりも複雑になります。広告運用、ページ改善、CS、FBA、商品企画などを項目別に分けて見積もりを取得すると、他社との比較がしやすくなります。
株式会社ウェルボン「Sales Doctor」
株式会社ウェルボンは、Amazon運用支援サービス「Sales Doctor」を展開しています。公式サイトでは、アカウント管理、商品ページ最適化、広告運用を一貫して支援するサービスを案内しており、上場企業や食品、文具、ボトルメーカーなどの運用実績を掲載しています。(wellbound.co.jp)
料金ページでは、成果ミックスプランとして初期費用10万円以上、月額10万円以上に売上の3~7%を加える料金例、月額固定プランとして初期費用10万円以上、月額15万円以上の料金例を公開しています。いずれも契約期間やSKU数などの条件があるため、実際の費用は個別見積もりで確認してください。(salesdoctor-amazon.com)
向いている企業
- 月額固定型と成果報酬型を比較したい
- 広告運用だけでなく、Amazonアカウント全体を任せたい
- SKU数が多く、商品登録やページ管理にも手が回らない
- 食品、文具、日用品などの運用経験を重視したい
- Amazon公式との共催セミナーなど、情報発信実績も確認したい
注意点
成果報酬型は、売上が伸びたときに費用も増える仕組みです。広告経由売上だけが対象なのか、Amazon全体の売上が対象なのか、既存売上にも報酬がかかるのかを確認しましょう。
株式会社キーワードマーケティング
株式会社キーワードマーケティングは、検索広告や運用型広告の支援を行い、Amazon広告の運用代行サービスも提供しています。公式サイトでは、広告費の20%を運用代行手数料とする料金例、初月のアカウント構築費10万円という条件を公開しています。(kwm.co.jp)
Amazon専業の運営代行会社とは異なり、運用型広告全般で蓄積したキーワード設計やデータ分析の知見を活用したい企業に適しています。Amazon広告とGoogle広告、Yahoo!広告、SNS広告などを組み合わせたいケースでも比較候補になります。
向いている企業
- キーワード設計や広告分析の専門性を重視したい
- Amazon以外の運用型広告も同じ考え方で管理したい
- 広告媒体ごとのデータを横断して判断したい
- 広告アカウントの設計やレポート品質を重視する
- 将来的に複数媒体で獲得戦略を組みたい
注意点
Amazonの商品ページ改善やFBA、セール運用など、Amazon運営全般が標準で含まれるとは限りません。広告以外の業務も依頼したい場合は、対応範囲と追加費用を確認してください。
デジマール株式会社
デジマール株式会社は、Google広告やSNS広告などの運用型広告に加え、Amazon広告の運用代行も提供しています。公式サイトでは、広告費の20%を運用手数料とし、最低手数料を月5万円とする料金例を公開しています。(digimarl.com)
複数の広告媒体を一つのマーケティング計画の中で運用したい企業にとって、比較しやすい会社です。Amazon内の広告と、Google検索広告やSNS広告などの外部流入を組み合わせることで、商品認知から購入までの導線を設計しやすくなります。
向いている企業
- Amazon広告とGoogle・SNS広告をまとめて相談したい
- Amazon外からの商品流入も増やしたい
- 広告運用のレポートや改善提案を重視する
- AmazonだけでなくWebマーケティング全体を見直したい
- 社内に媒体横断のマーケティング担当者がいない
注意点
Amazon広告の運用経験が、自社の商材やカテゴリに近いかを確認しましょう。総合広告会社の場合、担当者によってAmazonへの知見に差があることもあります。提案時には、Amazon特有の検索語句レポートや商品ターゲティングの分析方法を質問すると判断しやすくなります。
株式会社CARTA COMMUNICATIONS
株式会社CARTA COMMUNICATIONS(CCI)は、大手企業やブランド向けのデジタルマーケティング支援を行っており、Amazon Adsのパートナーとしてスポンサー広告、Amazon DSP、Amazon Marketing Cloudを組み合わせた事例を公開しています。
Amazon Adsの公式事例では、ソロフレッシュコーヒーシステムに対し、スポンサー広告、Amazon DSP、Amazon Marketing Cloudを活用した施策を実施し、ブランド全体の売上増加やブランド検索、リピート購入に関する成果を紹介しています。(advertising.amazon.com)
向いている企業
- Amazon内の刈り取り広告だけでなく認知施策も行いたい
- Amazon DSPやAMCを活用したい
- 大規模な広告予算を運用できる
- ブランド全体の新規獲得やリピートを分析したい
- 社内にマーケティングデータを扱える担当者がいる
注意点
スポンサー広告の少額運用だけを依頼したい企業には、支援規模や費用感が合わない可能性があります。DSPやAMCを利用する場合は、最低出稿金額、分析費用、クリエイティブ費用、レポート費用を分けて確認しましょう。
Amazon DSPの料金は広告フォーマットや掲載枠によって異なり、マネージドサービスでは一定の最低費用が設定される場合があります。具体的な条件はAmazon Adsまたは支援会社への確認が必要です。(advertising.amazon.com)
株式会社インサイトアイズ
株式会社インサイトアイズは、Amazonでの第三者セラーによる販売が始まった初期からAmazon販売に携わり、運用や広告に関する知見を蓄積してきた会社です。公式の会社情報では、Amazon運営に関する経験や広告運用を事業領域として掲げています。(insighteyes.co.jp)
Amazon広告だけではなく、Amazon内での販売戦略、リピート購入、ブランド施策などを含めて相談したい場合の候補になります。
向いている企業
- Amazonの長期的な運用知見を重視したい
- 広告とリピート購入施策を連携したい
- Amazon販売の黎明期からの経験を評価したい
- 商品ページと広告の両面から改善したい
- 大手総合広告会社よりAmazon販売寄りの支援を求めている
注意点
公式サイトで公開されている支援範囲や料金情報だけでは比較しにくい場合があります。問い合わせ時には、対応可能な広告メニュー、担当者の経験、月次レポートの内容、最低契約期間を具体的に確認しましょう。
Amazon広告運用代行の費用相場と料金体系
Amazon広告運用代行の費用は、会社、支援範囲、広告予算、SKU数、契約期間、対応広告メニューによって変わります。特に、広告運用だけを依頼する場合と、ページ制作や運営代行まで任せる場合では、見積もりが大きく異なります。
また、Amazonに支払う広告費と、運用代行会社へ支払う手数料は別です。たとえば広告費が月50万円、運用手数料が広告費の20%であれば、広告媒体費50万円とは別に、運用手数料10万円が発生します。
代表的な料金体系
料金体系 | 費用の決まり方 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
月額固定型 | 毎月一定額を支払う | 予算計画を立てやすい | 広告費が少なくても固定費が発生する |
広告費連動型 | 広告費の一定割合を支払う | 広告費に応じて費用が変動する | 広告費を増やすと手数料も増える |
成果報酬型 | 売上や広告経由売上に応じて支払う | 固定費を抑えられる場合がある | 成果の定義と対象売上の確認が必要 |
複合型 | 固定費+成果報酬など | 支援内容に応じて設計しやすい | 固定費と変動費の合計を確認する必要がある |
スポット型 | 初期設計や診断に対して一時費用を支払う | まず課題を把握できる | 継続運用は別契約になることが多い |
公開されている料金例では、広告費の20%を運用手数料とする会社や、初期費用・月額固定費・成果報酬を組み合わせる会社があります。たとえば、そばには広告費20%、キーワードマーケティングは広告費20%、Sales Doctorは月額固定型や成果ミックス型の料金例を公開しています。(sobani.co.jp)
料金比較で確認する項目
見積もりを取る際は、次の項目を分けて確認すると、会社間の比較がしやすくなります。
- 初期アカウント構築費
- 月額固定費
- 広告費に対する手数料率
- 成果報酬の料率
- 最低手数料
- 最低広告予算
- 商品ページ改善費
- 画像・動画制作費
- Amazonストア制作費
- DSP運用費
- データ分析費
- 定例会やレポートの費用
- 契約期間
- 解約予告期間
- セール時の追加対応費
- 休日や緊急時の対応費
月額固定型が向いているケース
月額固定型は、広告費を大きく増減させず、毎月一定の運用を続けたい企業に向いています。売上が急増しても手数料が比例して増えないため、利益率を管理しやすい場合があります。
ただし、広告予算が少ない場合は、広告費に対して代行費の割合が大きくなります。月額固定費だけでなく、広告費との合計額で判断しましょう。
広告費連動型が向いているケース
広告費連動型は、広告予算が一定以上あり、広告費に応じて運用工数も増える企業に向いています。広告費が少ない月は手数料も抑えられる場合があります。
一方、売上や利益を考えずに広告費だけが増えると、運用会社への手数料も増えます。広告費を増額する条件や、利益率の下限を契約前に決めておくことが重要です。
成果報酬型が向いているケース
成果報酬型は、初期コストを抑えて依頼したい企業にとって検討しやすい料金体系です。ただし、成果の定義を曖昧にすると、後から認識の違いが生じます。
特に、次の点を確認してください。
- 成果はAmazon全体の売上か、広告経由売上か
- 自然検索経由の売上も報酬対象になるか
- 既存売上に対しても報酬が発生するか
- 返品やキャンセル分は差し引くか
- セール期間の売上をどう扱うか
- 売上計上のタイミングはいつか
- 広告費は報酬に含まれるか別途か
Amazon広告運用代行会社の選び方|失敗しない7つのポイント
1. 自社と近い商材・価格帯の実績を確認する
支援社数が多くても、自社商材と近いカテゴリの経験があるとは限りません。
次のような条件をできるだけ近づけて確認しましょう。
- 商品カテゴリ
- 販売価格
- 粗利率
- SKU数
- 月間広告予算
- 新商品か既存商品か
- ブランド登録の有無
- レビュー数
- セール参加の有無
- 国内販売か越境販売か
「同じカテゴリの支援実績がありますか」だけでなく、「商品単価が近い案件で、どのような課題をどう改善したか」を質問することが有効です。
2. ACoSやROASだけで評価しない
ACoSは広告費を広告経由売上で割った指標です。ROASは広告費に対してどれだけ売上を生み出したかを表します。
どちらも重要な指標ですが、広告経由売上だけを見ていると、次の問題を見落とす可能性があります。
- 自然検索売上が減っている
- 広告費を止めると売上も止まる
- 利益率の低い商品に広告費が偏っている
- クーポンや値引きで利益が圧迫されている
- リピート購入につながっていない
- 広告売上は伸びたが、在庫切れが発生している
利益を重視する場合は、TACoS、商品別粗利、広告費控除後利益、新規顧客比率、リピート率なども確認します。
3. 商品ページ改善まで対応できるか確認する
広告のクリック率や購入率に課題がある場合、広告設定だけでは改善できないことがあります。
ページ改善の支援内容として、少なくとも次の項目を確認しましょう。
- 商品名の改善
- 箇条書きの改善
- 検索キーワードの整理
- メイン画像の改善
- サブ画像の構成
- 商品紹介コンテンツ
- 商品動画
- ブランドストア
- 競合商品の比較
- レビュー内容の分析
- モバイル表示の確認
「ページ改善対応」と書かれていても、提案だけなのか、実際の原稿・画像制作・登録まで行うのかは会社によって異なります。
4. 担当者の経験と運用体制を確認する
Amazon広告の成果は、担当者の分析力や改善スピードに左右されます。
確認したい項目は次のとおりです。
- 担当者はAmazon広告を何年経験しているか
- 担当者1人あたりの案件数
- 専任担当者かチーム制か
- 入札調整は誰が行うか
- レポート作成者と運用担当者は同じか
- 定例会の頻度
- チャット対応の可否
- 緊急時の連絡方法
- 担当者変更時の引き継ぎ方法
初回商談で説明した担当者と、契約後に実際に運用する担当者が異なることもあります。契約後の体制を確認しておきましょう。
5. レポートのサンプルを見せてもらう
レポートの見た目がきれいでも、次の施策につながる分析がなければ意味がありません。
レポートでは、最低限次の情報を確認できるとよいでしょう。
- 広告費
- インプレッション
- クリック数
- CTR
- CPC
- 広告経由売上
- 注文件数
- CVR
- ACoS
- ROAS
- キャンペーン別の実績
- 商品別の実績
- 検索語句別の実績
- 前月比
- 目標との差異
- 次月の改善施策
さらに、「数値が悪かった」という報告だけでなく、原因と次のアクションが明記されているかを確認します。
6. 契約期間と解約条件を確認する
Amazon広告は、キャンペーン構造の再設計、検索語句の蓄積、ページ改善、セール検証などに時間がかかります。短期間で結果が出ないこともありますが、長期契約を無条件に結ぶのも危険です。
確認すべき項目は次のとおりです。
- 最低契約期間
- 自動更新の有無
- 解約予告期間
- 中途解約時の違約金
- アカウント権限の扱い
- レポートや設定データの返却
- 契約終了後の引き継ぎ
- クリエイティブの利用権
- 途中で支援範囲を変更できるか
初回契約では、3カ月程度の診断・改善期間を設定し、その後に継続判断を行う方法もあります。ただし、最低契約期間は会社によって異なるため、契約書で確認してください。
7. Amazonのポリシーやカテゴリ規制への対応力を見る
食品、化粧品、健康食品、医療機器、酒類、ベビー用品などは、商品表示や広告表現に注意が必要です。広告審査に通るかだけでなく、商品ページの表現、パッケージ、薬機法・景品表示法などの観点も関係します。
Amazonの広告ポリシーや出品ルールは更新される可能性があります。自社だけで判断せず、Amazon公式情報や法務・薬事の専門家にも確認しましょう。
Amazon広告運用代行会社を選ぶ実行手順
自社の目的と制約条件を書き出す
まず、次の項目を1枚にまとめます。
- Amazonの月商
- 広告経由売上
- 月間広告費
- ACoS
- ROAS
- TACoS
- 商品別粗利
- SKU数
- 主力商品
- 新商品数
- 在庫状況
- レビュー数
- セール参加状況
- 社内担当者の人数
- 代行会社に任せたい業務
- 月額予算
- 希望開始時期
ここが曖昧なまま問い合わせると、会社ごとに提案内容が変わり、比較が難しくなります。
候補会社を5社程度に絞る
候補会社は、次のようにタイプ別に分けると選びやすくなります。
タイプ | 特徴 | 向いている企業 |
|---|---|---|
Amazon専門型 | Amazon固有の運用知見が深い | Amazonを主軸に売上を伸ばしたい |
総合EC支援型 | 広告、ページ、制作、販促まで広く対応 | Amazon運営を一括で任せたい |
広告運用型 | キーワードや入札、分析に強い | 広告の費用対効果を改善したい |
大手デジタルマーケティング型 | DSP、AMC、動画、外部広告に強い | 大規模ブランド施策を行いたい |
内製化支援型 | 研修や伴走を重視 | 将来的に自社運用へ移行したい |
最初から1社に決めず、少なくとも3社程度から提案を受けると、料金や支援範囲の違いを把握できます。
同じ条件で見積もりを依頼する
会社ごとに違う条件で見積もりを取ると、単純比較ができません。問い合わせ時には、同じ資料を渡しましょう。
提出する資料の例は次のとおりです。
- 直近3カ月の広告レポート
- 商品別売上
- 月間広告予算
- 商品一覧
- 商品ページURLまたはASIN
- 商品画像
- 原価と粗利率
- 在庫状況
- 今後のセール予定
- 目標売上
- 現在の課題
機密情報を共有する場合は、秘密保持契約やデータの取り扱いも確認してください。
提案の具体性を比較する
良い提案には、課題、原因、優先順位、施策、検証方法、必要な社内作業が含まれています。
反対に、次のような提案には注意が必要です。
- 「広告を最適化します」だけで具体策がない
- 実績数値だけで施策内容が説明されていない
- 商品ページを見ずに売上改善を断定する
- すぐに広告費の増額を勧める
- ACoSの改善だけを成果指標にする
- 担当者やレポートの説明がない
- 契約期間や解約条件の説明が曖昧
3カ月単位で評価指標を決める
Amazon広告では、1週間や1カ月だけで判断すると、セールや在庫、季節変動の影響を受けやすくなります。
評価指標は、次のように分けて設定します。
1カ月目:アカウント整備
- キャンペーン構造の整理
- 重複キーワードの整理
- 検索語句の確認
- 除外キーワード設定
- 商品別予算の再配分
- ページ課題の洗い出し
2カ月目:改善施策の検証
- 入札調整
- キーワード追加
- 競合商品ターゲティング
- 商品画像や訴求の変更
- セール前後の予算テスト
- ブランド広告や動画広告の検証
3カ月目:継続判断
- 商品別の売上と利益
- ACoS、ROAS、TACoS
- 自然検索売上
- 新規顧客とリピーター
- 在庫回転
- 社内工数の削減効果
- 代行会社の提案実行速度
翌営業日から使える発注前チェックリスト
以下のチェックリストを使って、候補会社との商談前に社内で確認しておきましょう。
自社の現状確認
- [ ] Amazonの月商を把握している
- [ ] 商品別の粗利率を把握している
- [ ] 現在の広告費を把握している
- [ ] ACoS、ROAS、TACoSを確認している
- [ ] 広告経由売上と自然検索売上を分けている
- [ ] 主力商品と改善対象商品を決めている
- [ ] 在庫切れのリスクを確認している
- [ ] 商品ページの課題を洗い出している
- [ ] セールや新商品発売の予定を整理している
- [ ] 社内で代行会社に任せたい業務を決めている
代行会社への確認
- [ ] 自社と同カテゴリの支援実績がある
- [ ] 自社と近い価格帯の実績がある
- [ ] スポンサープロダクト広告以外の対応可否を確認した
- [ ] 商品ページ改善の範囲を確認した
- [ ] 画像や動画制作の費用を確認した
- [ ] 担当者の経験と体制を確認した
- [ ] レポートのサンプルを確認した
- [ ] 定例会の頻度を確認した
- [ ] 入札変更や予算変更のルールを確認した
- [ ] 最低広告予算を確認した
- [ ] 初期費用と月額費用を確認した
- [ ] 成果報酬の対象を確認した
- [ ] 最低契約期間を確認した
- [ ] 解約予告期間を確認した
- [ ] アカウント権限とデータ返却条件を確認した
- [ ] 広告ポリシーやカテゴリ規制への対応方法を確認した
- [ ] 契約後の実担当者を確認した
- [ ] 3カ月後の評価方法を合意した
Amazon広告運用代行でよくある失敗と対策
料金の安さだけで選ぶ
月額料金が安くても、対応範囲が広告の初期設定だけで、日々の入札調整やレポート分析が含まれていないことがあります。
対策
見積書に次の内容を明記してもらいましょう。
- 初期構築
- 日々の運用
- レポート
- 定例会
- キーワード分析
- 入札調整
- 除外設定
- ページ改善
- 制作物
- セール対応
「月額いくら」ではなく、「月額費用で何を何回行うのか」で比較します。
広告経由売上だけで成功と判断する
広告経由売上が増えても、広告費や値引きが大きく、利益が残らないケースがあります。
対策
商品ごとに次の計算を行います。
広告費控除後利益
= 売上
- 商品原価
- Amazon手数料
- FBA・物流費
- クーポン・値引き
- 広告費
- 運用代行費
実際の会計処理や税務上の扱いは企業ごとに異なるため、必要に応じて税理士や経理担当者に確認してください。
広告だけを改善し、商品ページを放置する
広告のクリック率が改善しても、商品ページの購入率が低ければ広告費は回収できません。
対策
広告運用と同時に、次の数値を確認します。
- CTR
- CVR
- 商品詳細ページのセッション数
- カートボックス獲得状況
- 価格
- レビュー評価
- レビュー件数
- 競合商品の価格と訴求
- 在庫状況
- 配送条件
広告の課題とページの課題を切り分け、改善の優先順位を決めましょう。
長期契約を結んだ後、担当者と連絡が取れない
商談時の説明は丁寧でも、契約後に担当者が多くの案件を抱えていることがあります。
対策
契約前に次の質問を行います。
- 担当者1人あたりの案件数
- 月次定例の参加者
- 運用担当者と営業担当者の役割
- 担当者が休暇・退職した場合の引き継ぎ
- 問い合わせへの返信目安
- 緊急時の対応方法
代行会社に任せきりで、社内に知識が残らない
代行会社へ丸投げすると、契約終了後に自社で運用できなくなる可能性があります。
対策
月次レポートに加えて、次の情報を共有してもらいましょう。
- 変更したキャンペーン
- 変更理由
- 変更前後の数値
- 継続する施策
- 停止する施策
- 次月の仮説
- 社内で確認すべき事項
将来的に内製化する場合は、研修や伴走型支援に対応する会社を選ぶ方法もあります。Finnerなどは、将来的な内製化支援について公式に案内しています。(finner.co.jp)
Amazon広告運用で確認すべき主要指標
ACoS
ACoSは、広告経由売上に対して広告費が占める割合です。
ACoS = 広告費 ÷ 広告経由売上 × 100
ACoSが低いほど広告効率が良いとは限りません。広告費を抑えすぎて販売機会を逃している場合や、売上規模が小さくなっている場合もあるため、売上や利益と併せて確認します。
ROAS
ROASは、広告費1円あたりの広告経由売上を表す指標です。
ROAS = 広告経由売上 ÷ 広告費
ROASが高くても、粗利率が低い商品では利益が残らない場合があります。
TACoS
TACoSは、Amazon全体の売上に対して広告費が占める割合です。
TACoS = 広告費 ÷ Amazon全体の売上 × 100
広告経由売上だけでなく、自然検索売上を含めて広告投資の影響を見るときに使われます。
CTRとCVR
CTRは広告が表示された回数に対するクリック率、CVRはクリック後に購入された割合です。
状況 | 考えられる課題 | 主な改善方向 |
|---|---|---|
インプレッションが少ない | 入札、関連性、予算、ターゲティング | キーワードや入札、広告対象を見直す |
表示は多いがCTRが低い | 画像、価格、訴求、掲載位置 | クリエイティブや商品訴求を改善 |
CTRは高いがCVRが低い | 商品ページ、価格、レビュー、在庫 | ページや販売条件を改善 |
CVRは高いが売上が少ない | 露出や予算が不足 | 入札や予算を段階的に見直す |
ACoSは低いが売上が伸びない | 広告を絞りすぎている | 成長商品への投資余地を検証 |
ROASは高いが利益が少ない | 粗利や手数料を未考慮 | 商品別の利益管理を導入 |
Amazon広告運用代行を依頼する前に準備すべき資料
代行会社の提案精度を高めるには、自社の現状データを整理しておくことが重要です。
最低限準備したいデータ
- 直近3~6カ月の売上
- 広告費
- 広告経由売上
- 商品別の販売数
- 商品別の粗利
- 商品別の在庫
- 商品ページのURL
- 競合商品のURL
- セール参加履歴
- クーポン利用状況
- レビュー数と評価
- 返品率
- 今後の販売計画
代行会社に伝えるべき社内事情
数値だけでなく、次のような事情も共有しましょう。
- 広告費を増やせる上限
- 在庫の入荷予定
- 製造や仕入れのリードタイム
- 新商品の発売日
- ブランド方針
- 表現上の制約
- 法務・薬事審査の流れ
- 画像制作の社内体制
- Amazon以外の販売チャネル
- 経営層が重視する指標
たとえば、売上を最優先する会社と、粗利率を最優先する会社では、同じ商品でも広告運用の判断が変わります。
よくある質問
Amazon広告運用代行の費用はいくらですか?
料金は会社や支援範囲によって異なります。月額固定型、広告費の一定割合を支払う型、成果報酬型、固定費と成果報酬を組み合わせる型などがあります。
公開例では、広告費の20%を運用手数料とする会社や、初期費用・月額固定費・売上連動報酬を組み合わせる会社があります。契約時は、広告費とは別に発生する初期費用、最低手数料、制作費、DSP費用なども確認してください。(sobani.co.jp)
少額の広告予算でも依頼できますか?
会社によっては対応可能ですが、最低広告予算や最低手数料が設定されている場合があります。少額予算の場合は、広告運用のみのスポット支援、初期設計、コンサルティングから始められるか確認するとよいでしょう。
Amazon広告運用代行とAmazon運営代行は違いますか?
一般的には、Amazon広告運用代行は広告の設計・設定・入札調整・分析などが中心です。Amazon運営代行は、広告に加えて商品登録、商品ページ改善、在庫、セール、問い合わせ対応など、より広い業務を含みます。
ただし、サービス名称や業務範囲は会社ごとに異なります。名称ではなく、見積書や業務仕様書で確認してください。
スポンサープロダクト広告だけでも依頼できますか?
会社によっては可能です。広告運用のみのプランを用意している会社もあります。一方、商品ページ改善やストア制作とセットで提供している場合もあるため、依頼したい広告メニューと業務範囲を最初に伝えましょう。
成果報酬型なら必ずお得ですか?
必ずしもそうとは限りません。売上が伸びると報酬も増えるため、固定費型より総額が高くなる可能性があります。
成果報酬の対象が広告経由売上なのか、Amazon全体の売上なのか、既存売上にも適用されるのかを確認し、固定費型と総額を比較してください。
Amazon DSPも依頼できますか?
対応会社はありますが、スポンサー広告とAmazon DSPでは必要な知識や予算が異なります。DSPを利用する場合は、最低出稿額、運用手数料、オーディエンス設計、クリエイティブ制作、効果測定の範囲を確認してください。
Amazon DSPは、Amazon内外のオーディエンスにリーチする広告手段として利用できますが、料金は広告形式や掲載枠、運用方式によって変わります。(advertising.amazon.com)
契約期間はどのくらいが一般的ですか?
会社によって異なります。最低契約期間を設けている会社もあれば、月単位で更新できる会社もあります。
広告アカウントの再設計や商品ページ改善の効果を検証するには一定期間が必要ですが、初回契約では中途解約条件や更新条件を必ず確認しましょう。
広告を止めると売上が落ちるのはなぜですか?
Amazon広告を止めると、広告経由の売上がなくなるだけでなく、検索結果での露出や商品ページへの訪問数が減少する可能性があります。
広告依存を減らすには、次の施策を組み合わせます。
- 商品ページの検索対策
- 購入率の改善
- レビュー獲得と商品品質の改善
- ブランドストアの回遊
- 関連商品のクロスセル
- リピート購入施策
- セール以外の販促設計
代行会社にアカウントを預けても安全ですか?
アカウント権限の付与範囲、パスワード管理、二要素認証、データの取り扱い、契約終了後の権限削除を確認してください。
セラーセントラルやAmazon Adsの権限を共有する際は、必要最小限の権限付与を基本とし、社内の情報セキュリティルールに従いましょう。仕様や権限設定は変更される可能性があるため、Amazon公式の最新情報も確認してください。
まとめ
Amazon広告の運用代行会社は、料金の安さだけでなく、次の4点を軸に比較することが重要です。
- Amazonでの運用実績が自社商材に近いか
- 広告だけでなく商品ページや販促まで支援できるか
- 月額固定、広告費連動、成果報酬などの費用体系が自社に合うか
- 売上だけでなく利益や自然検索売上まで分析できるか
Amazon広告を初めて外注する企業は、初期設計、商品ページ改善、レポート、定例会まで含む会社が候補になります。広告費の高さに悩んでいる企業は、ACoSやROASだけでなく、TACoSや商品別粗利を見て改善できる会社を選びましょう。
新商品やブランド育成が目的であれば、スポンサープロダクト広告に加えて、スポンサーブランド広告、動画広告、Amazonストア、Amazon DSPなどに対応できるかを確認します。
候補会社を選ぶ際は、まず自社の売上、広告費、粗利、SKU数、在庫、課題を整理し、3社程度から同じ条件で提案と見積もりを取りましょう。提案の具体性、担当者の体制、レポート内容、契約条件まで比較することで、自社に合うAmazon広告運用代行会社を選びやすくなります。
著者
ECのミカタ マーケティング事業部
ECのミカタ
ECのミカタ マーケティング事業部では、通販運用に10年以上携わってきたメンバーが、これまでに培った知見と現場での経験をもとに、EC・通販事業者の皆さまに役立つ情報を発信しています。集客・広告運用、CRM、商品ページ改善、物流、決済、リピート施策など、日々変化するEC市場の動向を捉えながら、実務に活かしやすい視点で分かりやすく解説します。事業者の皆さまが抱える課題や成長のヒントにつながるよう、一次情報や実践から得られた気づきを大切にし、信頼できる情報を継続的に更新してまいります。
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